2024年3月9日(土)から6月16日(日)まで、滋賀県近江八幡市にあるボーダレス・アートミュージアムNO-MAにて、企画展「Borderline」を開催いたします。ぜひお越しください。
本展のタイトルである「borderline ボーダーライン」という言葉には、「境界」「境目」という意味があると同時に、「どちらいえない」「曖昧な」といった意味が含まれています。本展では、美術作品を作ろうとせずしてできた作品や、形状は使用用途を思わせるのにその用途がない作品、また自分が使用するためだけに作ったものが美術作品として評価を得た作品や、使用用途を無くして作品にしてしまったものなど、用途とは何なのかを問いかけてくる作品を展示します。それらは私たちが「習って」きた美術とは全く違うと感じる方も多いでしょう。 実は私たちの身の回りにあるものは、見方を変えるだけでその形や用途、その他の要素が多分に存在していて、ただひとつのカテゴリーに収まるものではないともいえます。アートなのかクラフトなのか、またはそれ以外のものなのか――。カテゴリーに当てはめることができないもどかしさと、その境界の不明瞭さを感じ始めたとき、あなたはものの多様さを知るでしょう。そして、人が生活の中に機能性のみではない何かを追い求めているその想像力豊かな欲求を、感じずにはいられません。
アラオ多枝子(本展キュレーター/NPO法人はれたりくもったり アートディレクター)
出展者/下田 賢宗、高丸 誠、臼井 明夫、山田 浩之、山ノ内 芳彦、山﨑 菜那、株式会社ジオ
■開催期間:2024年(令和6年)3月9日(土)-6月16日(日)
■会場:ボーダレス・アートミュージアムNO- MA
■開館時間:11:00~17:00
■休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
■観覧料:一般300円(250円) 高大生250円(200円) ※中学生以下無料、障害のある方と付添者1名無料
※( )内は20名以上の団体料金
■主催:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~
■後援:滋賀県、滋賀県教育委員会、近江八幡市、近江八幡市教育委員会
■協力:近江八幡観光物産協会、しみんふくし滋賀、マエダクリーニング仲屋店