【レポート】信楽学園 東京劇団集団風による
「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」
東京劇団集団風による「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」
9月18日に東京劇団集団風による「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」が上演されました。
前日から劇団員とスタッフで準備がなされ、普段体育で使用している学園の体育館が劇場に大きく様変わりしました。
児童は初めてのフェイス・シールドを装着し演劇を鑑賞しました。
目の前にいる、演者の迫力ある演技や児童自身もどこか親近感の湧くストーリーに心を打たれ、みんなが舞台を食い入るように見つめていました。
上演後には児童がスタッフ含む劇団の方と話したり、舞台内を見学したり道具を触ってみたりと、児童と劇団員やスタッフの方との間に笑顔が溢れていました。
今年度、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった影響で当園でもたくさんの行事が無くなる、事業が縮小されるなど、もどかしい気持ちになることも多くありました。
しかしこの日のことは彼らも職員にも学びや気づきがあり忘れられない1日となりました。
本格的な演劇を初めて見た児童がほとんどであり、観劇した児童からは「演劇力に驚いた」「迫力があった」「また見たい」という感想が聞かれました。
また、「自分はなかなか相手に伝えたくても伝えられないことが多かったですが、この話を聞いてちゃんと伝えないと届かないことが分かりました」「私は言葉をうまく伝えることが少し苦手です」といった自分と似ているところに気づいた児童もいました。
舞台終了後は舞台を見せてもらい、またとない機会に児童たちから「舞台裏が見れて楽しかった」との声が多く挙げられました。