「ほほえむちから」のCD販売中!
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谷川俊太郎の作詞、小室等の作曲による新曲「ほほほえむちから」。ミュージシャン、さきらジュニアオーケストラのこどもたち、そして滋賀県民を中心とした大合唱隊、総勢207名で臨んだ圧巻のライブレコーディング版。「ほほえむちから」は、詩人の谷川俊太郎さんに作詞、音楽家の小室等さんに作曲いただいた楽曲です。糸賀一雄氏生誕100年を記念してつくられ、平成26年3月29日「糸賀一雄生誕100年記念式典第1部」で発表されました。糸賀氏の実践と理念を今に受け継ぐ作品として、全国に広く普及することを目的に、本CDは制作されました。平成26年7月23日、式典に参加したミュージシャン、さきらジュニアオーケストラのこどもたち、そして滋賀県民を中心とした大合唱隊、総勢207名が「ほほえむちから」のライブレコーディングに臨みました。
1.ほほえむちから
- 【作詞】 谷川俊太郎
- 【作曲】 小室等
- 【弦楽合奏編曲】 井藤麻依子
- 【サウンドプロデュース】小室等
- 【ミュージシャン】小室等(ヴォーカル・ギター)、こむろゆい(ヴォーカル)、坂田明(サクソフォン)、谷川賢作(ピアノ)、古橋一晃(ギター)、竹田裕美子(アコーディオン)、川辺ぺっぺい(ベース)、河野俊二(ドラム)
- 【弦楽合奏】さきらジュニアオーケストラ
- 【合唱】滋賀県民を中心とした全国の有志
2.ここから風が
- 【作詞】田島征三
- 【作曲】小室等
- 【ミュージシャン】小室等(ヴォーカル・ギター)、こむろゆい(ヴォーカル・ウクレレ)
「ほほえむちから」CDリリースに寄せて 小室等
信楽青年寮で暮らす伊藤喜彦さんが作る土鈴に魅せられ、絵本作家・田島征三さんの信楽通いが始まった。僕も征三さんに同調。青年寮には、喜彦さんのほかにも村田清司さんをはじめアーティストがいっぱい。今ではアール・ブリュットと呼ばれるそのアーティストたちの作品と遊ぶ征三さんのパフォーマンスは、彼・彼女らの発見でもあったのだ。その交流の中から、征三さんが喜彦さんの口癖「全国的に心おさえて」をフューチャーして作った詞に僕が曲をつけた「ここから風が」は、青年寮の日常を追った記録映画「しがらきから吹いてくる風」(1991)の主題歌にもなった。
あれから四半世紀が過ぎ、糸賀一雄記念賞音楽祭のプロデュースを2012年から手伝わせていただいている。そこでのワークショップ参加者のパフォーマンスの素晴らしさ。何度見ても毎回目を見張ってしまう。一見目立たない表現にも、目を凝らし耳を澄ましさえすれば、そこに無限で膨大な時間と速さが秘められていることに気づかされる。
「糸賀一雄生誕100年記念式典」に向けて歌を作ることになり、詩は谷川俊太郎さんにお願いした。谷川さんには、それ以前にワークショップのパフォーマンスを見ていただく機会があったのだが、見終った谷川さんは「感動した、だけど何に感動したのかわかんないんだよね」と笑顔でおっしゃっていた。谷川さんは、糸賀一雄さんの著書も読まれて、「糸賀さんの人柄に打たれた」と感想をのべられていた。
谷川さんの素晴らしい詩に、僕の作曲がどのくらい近づけているか心もとない限りですが、このCDの出来映えに良いところがあるとすれば、それは〈さきらジュニアオーケストラ〉と、合唱のために全国から駆けつけてくださったみなさんと、友人ミュージシャンたちのおかげです。
小室等 2014年9月「ほほえむちから」CDジャケットより
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