中期(運営・経営)計画を作成しました

 社会福祉法人グローでは 2026年~2028年の運営及び経営に関する中期計画を作成いたしました。以下に前書き部分を掲載します。計画全文は情報公開ページに掲載しています。

 社会福祉法人グローは、理念に掲げる「生きることが光になる」「ほほえむちから」のもと、高齢者・障害児者・生活困窮者など生きづらさのある方への多様な支援を通じ、誰もが暮らしやすい地域社会づくりをめざしています。社会的価値の創出と発信を重視し、社会性・事業性・革新性を兼ね備えた福祉経営を推進しています。
 発足から10余年、社会情勢や福祉環境が変化するなか、前身の滋賀県社会福祉事業団時代を含め通算5期にわたり中期計画を策定し取り組んできましたが、前期の第3期中期計画では、人材不足や収支悪化により発展的な事業展開が困難となり、その対応が重要な課題となっています。
また、法人内で発生した重大なハラスメント事案に関する裁判において、令和6年10月に法人の安全配慮義務違反が認定され、令和7年12月には外部評価委員会から発生要因や法人の体制に関する検証および再発防止に向けた提言が示されました。これを受け、ハラスメントのない安心できる職場づくりを法人の最重要課題と位置付けています。
 ハラスメント防止に関しては、理事長や役員等による事案対応の道筋を明確化するため、内部通報規程およびハラスメント規程の改定に着手するとともに、役員・管理職の行為規範の策定を進めています。あわせて、職員エンゲージメント調査の実施やハラスメント相談体制の実効性向上に向けた専門研修を計画するとともに、内部監査の充実などガバナンス強化の取組についても理事会で決定しています。
 こうした状況を踏まえ、理念と目指す姿を再確認し、経営基盤の強化と職員の働きやすさ向上による持続可能な福祉事業の展開を目指して、第4期中期(運営・経営)計画を策定しました。あわせて、理事長直轄の法人運営健全化委員会を設置し、ハラスメント防止対策を含む重点取組を着実に推進していくとともにその取組状況は適宜公表していきます。
 中期計画に基づき法人一丸となって取組を実践することで、利用者・家族・地域との協働を深め、職員が安心して専門性と創意を発揮できる組織文化の醸成を目指します。また、社会環境の変化に柔軟に対応し、「安心と希望を生み出す福祉の力」を次世代へつなげます。
 本計画は、理事会・評議員会・職員・県民と共に進める「共創の計画」です。関係者が思いを共有し、それぞれの立場から行動することで、グローの未来を形づくります。私たちは今後3年間を「理念を実現し続ける期間」とし、すべての人が生きることを喜び合える社会の実現に向け挑戦を続けます。

                  社会福祉法人グロー 理事長 久保 厚子