この度3月27日に行われました令和6年度(2024年度)第56回臨時理事会におきまして、牛谷前理事長の後任として理事長に選任されました久保厚子と申します。
理事長就任にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。
まず初めに、当法人の元理事長が元職員に対して性加害という許されざる不法行為を行い、当法人にも安全配慮義務違反が認定されるという重大な不祥事がありました。この事件により、社会の皆さまや自治体、利用者とそのご家族、職員に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。
また、この事件により、被害に遭われた元職員の方に対しましても心から深く謝罪申し上げます。元職員の方の尊い日常が奪われてしまったことを、私は決して許されることではないと思っております。
この深刻な反省を常に忘れず、二度とこのような事件が発生しないよう、外部委員による検証と問題点、課題、今後の対策を明らかにして、健全かつ誠実な法人運営を徹底いたします。職員が安心して働ける環境のもと、当法人が実践し積み上げてきました支援の提供により、皆さまの信頼回復を実現して参りたいと考えております。
また、利用者と職員の皆さんの生き生きとした日々を実現するための第一歩として、できるだけ多くの職員の声を直接聞く機会を設けるために、全ての施設に何度か足を運び情報共有と意思疎通に努めたいと考えています。職員の声を大切にして法人の再出発にあたります。
さらに、牛谷前理事長がすでに記者会見で表明しております、理事・監事・評議員などの役員体制の見直しについては、法人運営の基盤強化を図るために一新したいと考えています。その際には、職員はじめ、外部の方々からも幅広くご意見をいただきながら取り組んでまいります。
私は、支援を提供する各現場が生き生きとしていることが一番大切だと思っています。そのために、職員と情報を共有し、話し合い、役員と職員が同じ思いで、同じ方向を向いて、同じ目的に向かって、汗を流す法人でありたいと思っています。
まずは、私に与えられた前理事長の残任期間において、出来る限りの努力をし、社会に貢献できる法人として存在し続けることを目指しその一歩を踏み出したいと思います。
浅学菲才ではございますが、皆さま方のご指導・ご鞭撻をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月1日
社会福祉法人グロー
理事長 久保厚子
私たちは次の2つの言葉を胸に、この地域に生きる全ての人の、安心な暮らしが保障され、尊厳を持ってその人らしく生きることができる社会を創っていきます。
全ての人は自らの命を通して、人に生きることの尊さを知らせるものであると考えます。
ほほえむちからを、人は誰でも持っています。向かい合う人に対するほほえむちから、向かい合う人のほほえむちからを大切にします。
さまざまな要因により生きづらい状況の下に生きている人たちを、排除しない社会を目指すにとどまらず、誰一人として見逃さない社会を創る。その担い手であるという矜持を持ち、実現のためにたゆまぬ努力をします。
介護や支援を通して、職員が成長しているという事実があります。アール・ブリュット等、障害のある人たちの表現から多くの感動が生まれているという事実があります。現場で起きているつぶさな事実を私たちなりの言葉で表し、発信することによって、新たな社会的価値を生み出します。
その時代における狭間の課題を顕在化させ、社会の認知につなげる経営を行います。また、日々提供している福祉サービスの中にこそ革新性があることを心に留め、「思考し、議論し、実践する」を循環します。
法人名称 | 社会福祉法人グロー |
---|---|
法人番号 | 8160005000006 |
主たる事務所 | 〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町 下豊浦4837番地2 |
理事長 | 久保 厚子 |
理事 | 中村 良 荻野 悟 奥 博 中崎 ひとみ 宮川 絵里子 |
監事 | 川口 逸司 西谷 真由美 |
評議員 | 﨑山 美智子 市川 忠稔 宇野 寛二 澤谷 久枝 城 貴志 松井 善典 森本 信吾 |
組織図 | 令和7年度 社会福祉法人グロー~生きることが光になる~ 組織図 |
事業の種類 | (1)第1種社会福祉事業 ア 養護老人ホームの経営 イ 救護施設の経営 ウ 特別養護老人ホームの経営 エ 障害者支援施設「滋賀県立むれやま荘」の管理・経営 オ 障害児入所施設「滋賀県立信楽学園」の管理・経営 (2)第2種社会福祉事業 ア 老人デイサービス事業の経営 イ 老人短期入所事業の経営 ウ 障害福祉サービス事業の経営 エ 一般相談支援事業の経営 オ 特定相談支援事業の経営 カ 障害児相談支援事業の経営 キ 地域子育て支援拠点事業の経営 ク 障害児通所支援事業 ケ 認定就労訓練事業 |
所轄庁 | 滋賀県 |
『滋賀県社会福祉事業団』と『オープンスペースれがーと』がひとつになりました。
ここでは、合併後のグローの沿革をご覧いただけます。
年月 | 事項 |
---|---|
昭和42年4月 | 社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団 設立 |
養護老人ホーム日野町立さつき荘の受託運営開始(定員40名) | |
養護老人ホーム今津町立市ケ崎寮の受託運営開始(定員50名) | |
滋賀県老人福祉センターの受託運営開始 | |
滋賀県立点字図書館の受託運営開始 | |
昭和43年9月 | 滋賀県立老人福祉センター業務開始 |
昭和44年9月 | 養護老人ホーム今津町立市ケ崎寮の受託運営終了 |
昭和45年4月 | 滋賀県立日野渓園の受託運営開始(定員100名) |
昭和45年9月 | 滋賀県高齢者無料職業相談所の設置運営開始 |
昭和47年4月 | 滋賀県立老人ホーム安土荘の受託運営開始(定員80名) |
滋賀県立老人ホーム長浜荘の受託運営開始(定員100名) | |
滋賀県立老人福祉センター和風荘の受託運営開始 | |
昭和48年4月 | 滋賀県立老人福祉センター延命荘の受託運営開始 |
昭和49年9月 | 滋賀県立老人福祉センター市ケ崎荘の受託運営開始 |
昭和49年10月 | 滋賀県立軽費老人ホームきぬがさ荘の受託運営開始(定員50名) |
昭和50年4月 | 滋賀県立特別養護老人ホーム福良荘の受託運営開始(定員50名) |
滋賀県立老人福祉センター碧水荘の受託運営開始 | |
昭和55年10月 | 養護老人ホーム日野町立さつき荘の受託運営終了 |
昭和55年11月 | 滋賀県立老人ホームさつき荘の受託運営開始(定員50名) |
昭和55年11月 | 滋賀県立老人福祉センターの受託運営終了 |
昭和61年8月 | 滋賀県高齢者能力開発情報センター(滋賀県高齢者無料職業紹介所)の受託運営開始 |
昭和62年3月 | 滋賀県高齢者能力開発情報センターの受託運営終了 |
昭和62年4月 | 滋賀県高齢者総合相談センターの受託運営開始 |
昭和63年9月 | 滋賀県立特別養護老人ホーム福良荘入所定員を80名に変更 |
昭和63年10月 | 滋賀県立心身障害児総合療育センターの受託運営開始(定員70名) |
心身障害児巡回療育相談等事業の受託開始 | |
平成2年3月 | 滋賀県高齢者総合相談センターの受託運営終了 |
滋賀県高齢者無料職業紹介所の設置運営終了 | |
平成4年7月 | 滋賀県立びわ湖こどもの国の受託運営開始 |
平成5年7月 | 滋賀県地域介護実習・普及センター受託運営開始 |
平成6年4月 | 滋賀県立むれやま荘の受託運営開始(定員85名) |
私的契約による「レスパイトサービス」の提供を開始 | |
平成7年1月 | 滋賀県より障害児・者地域療育等支援事業の委託を受け、福祉サービスのコーディネイト事業を開始。 |
平成7年3月 | 滋賀県立老人福祉センター市ケ崎荘の受託運営終了 |
平成7年4月 | 心身障害児・者ホームヘルプサービス事業を委託 |
平成8年7月 | 「24時間対応型在宅福祉サービス事業」を受託 |
平成9年3月 | 滋賀県立老人福祉センター延命荘の受託運営終了 |
平成11年3月 | 滋賀県立点字図書館の受託運営終了 |
平成12年4月 | 滋賀県立特別養護老人ホーム福良荘老人デイサービス事業の受託運営開始 |
滋賀県立特別養護老人ホーム福良荘老人短期入所事業の受託運営開始 | |
滋賀県立特別養護老人ホーム福良荘居宅介護支援事業の受託運営開始 | |
安土荘・長浜荘で生活管理指導短期宿泊事業の受託開始 | |
平成13年3月 | 社会福祉法人オープンスペースれがーと設立 |
平成13年4月 | 滋賀県立しゃくなげ園の受託運営開始(定員90名) |
知的障害者通所施設「ワークセンター・デイセンターバンバン」開所 | |
滋賀県立信楽学園の受託運営開始(定員60名) | |
本部事務局に企画事業部を設置 | |
平成15年4月 | 滋賀県立むれやま荘の施設種別を、身体障害者更生施設(肢体不自由者更生(通所併設)施設)に変更 |
滋賀県立しゃくなげ園の入所定員を84名に変更 | |
平成15年10月 | グループホーム「むげん」事業開始 |
平成16年6月 | ボーダレス・アートギャラリーNO-MA事業開始 |
平成17年1月 | グループホーム「こなん」事業開始 |
平成17年3月 | 知的障害児・肢体不自由児通園施設「滋賀県立心身障害児総合療育センター」の受託運営終了 |
滋賀県心身障害児巡回療育相談等事業の受託終了 | |
滋賀県地域介護実習・普及センター事業の受託終了 | |
平成17年4月 | 滋賀県立しゃくなげ園の入所定員を40名に変更 |
平成17年5月 | デイサービスセンター「らく」開所 |
平成18年1月 | グループホーム「かなざわ」事業開始 |
平成18年3月 | 県立社会福祉施設(11施設)と県受託事業(2事業)の受託終了 |
平成18年4月 | 指定管理者として、県立社会福祉施設(9施設)の指定管理業務の開始 |
滋賀県高次脳機能障害支援センター事業の受託 | |
滋賀県立むれやま荘の定員を65名(うち通所者5名)に変更 | |
平成19年3月 | グループホーム「こなん」の事業所廃止 |
バンバンを新体系に移行。生活介護と就労移行支援事業・継続支援A型の多機能型事業所として運営開始 | |
平成19年4月 | ボーダレス・アート・ギャラリーNO-MAをボーダレス・アートミュージアムNO-MAに名称変更 |
認知症対応型高齢通所介護事業開始 | |
平成20年3月 | 知的障害者更生施設「滋賀県立しゃくなげ園」の指定管理業務終了 |
平成20年4月 | 滋賀県立むれやま荘の定員を60名に変更 |
びわ湖ワークスの事業開始とともに市より能登川作業所・五個荘作業所の事業譲渡を受け「クリエートプラザ東近江」として事業開始 | |
平成21年8月 | 滋賀県地域生活定着支援センター事業の受託開始 |
平成22年1月 | 長浜市立特別養護老人ホーム伊香の里・軽費老人ホームケアハウス伊香の指定管理業務の開始 |
平成22年6月 | 地域子育て支援事業の拠点「つどいの広場すくすく」を開始 |
平成22年7月 | 認知症デイサービス事業所「さくら番場」の事業開始 |
平成23年4月 | 福良荘の名称を「特別養護老人ホームふくら」に改める |
平成24年3月 | ひのたに園サービス棟竣工 |
平成24年6月 | アール・ブリュット インフォーメーション&サポートセンター(通称:アイサ)の事業開始 |
平成24年12月 | 滋賀県立軽費老人ホームきぬがさ荘の指定管理業務終了 |
平成25年3月 | 認知症対応型デイサービス事業所「デイサービスかもどう」開設 |
平成25年4月 | 本部事務局移転 |
平成25年6月 | 施設外就労を主軸にしたNBB Neoバンバン(継続支援B型)を開設 |
平成25年7月 | 県医療福祉相談モールの一部を専門相談調整室として事業開始 |
滋賀県発達障害者支援センター事業の受託開始 | |
平成25年10月 | 法人名称を「社会福祉法人グロー」と決定 |
平成26年2月 | 老人ホーム長浜荘新築竣工、名称を老人ホームながはまと改める |
平成26年4月 | 社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団と社会福祉法人オープンスペースれがーとがひとつになり社会福祉法人グローとなる |
平成26年9月 | 東近江圏域成年後見サポートセンター E-SORA(いいそら) 受託 |
平成26年10月 | 放課後等デイサービス事業所 じょいなす 開所 |
緊急的住居確保・自立支援対策事業 自立準備ホーム 受託 | |
介護保険対象外事業 仕事にきゃんせ 開所 | |
甲賀市湖南市障がい者基幹相談支援センター 受託 | |
平成26年12月 | 長浜市立特別養護老人ホーム伊香の里・軽費老人ホームケアハウス伊香 指定管理業務終了 |
平成27年7月 | マイルド五個荘 定員を15名から20名に変更 |
平成27年11月 | 養護老人ホームながはま 定員を80名から90名に変更 |
平成28年2月 | 養護老人ホーム安土荘 新築移転に伴う廃止 |
養護老人ホームさつき荘 新築移転に伴う廃止 | |
養護老人ホームきぬがさ 新築竣工 | |
平成28年3月 | 養護老人ホームきぬがさ 開所(定員:130名) |
バンバン 就労継続支援A型休止 | |
平成28年4月 | バンバン 就労継続支援B型再開 |
はればれ 介護予防生活支援サービス通所A型事業所 開始 | |
NBB Neoバンバン 定員を10名から20名に変更 | |
デイサービスとよしま 地域密着型通所介護事業に移行 | |
デイサービスとよしま 定員を10名から15名に変更 | |
デイサービスセンターらく 地域密着型通所介護事業に移行 | |
平成29年4月 | グロー障害者相談支援センター 開所 |
平成29年12月 | デイサービスセンターかもどう 廃止 |
平成30年3月 | 共同生活援助事業「ホームかなざわ」 廃止 |
高齢者支援センターひえ (湖南市委託事業)業務委託終了 | |
バンバン 就労継続支援B型 休止 | |
平成30年4月 | バンバン 生活介護 定員を20名から30名に変更 |
ふくら 介護予防通所介護事業所 介護予防・日常生活支援総合事業に移行 | |
デイサービスとよしま 介護予防通所介護事業 介護予防・日常生活支援総合事業に移行 | |
デイサービスセンターらく 介護予防通所介護事業 介護予防・日常生活支援総合事業に移行 | |
きぬがさ 介護予防訪問介護事業所 介護予防・日常生活支援総合事業に移行 | |
令和元年5月 | ながはま訪問介護事業所 休止 |
令和元年9月 | グロー障害者相談支援センター 事業廃止 |
令和元年10月 | 品川区南品川障害児者相談支援センター 事業開始 |
ながはま訪問介護事業所 廃止 | |
令和3年4月 | 信楽学園 定員を60名から40名に変更 |
むれやま荘 生活介護(定員:6名)事業開始 | |
施設入所支援 定員を60名から40名に変更 | |
自立訓練(機能訓練) 定員を30名から28名に変更 | |
自立訓練(生活訓練) 定員を18名から16名に変更 | |
就労移行支援 定員を12名から10名に変更 | |
令和3年5月 | グロー東近江相談支援事業所 事業開始 |
令和4年9月 | 品川区南品川障害児者相談支援センター 指定管理業務終了 |
令和5年2月 | バンバン 就労継続支援B型 廃止 |
令和5年4月 | 救護施設ひのたに園の定員を100名から90名に変更 |
令和6年3月 | 東近江圏域成年後見サポートセンターE-SORA(いいそら)委託終了 |
令和6年9月 | サービスセンターれがーと(居宅介護・重度訪問介護・行動援護) 事業廃止 |
令和7年3月 | 養護老人ホームきぬがさ 訪問介護 事業廃止 |
びわ湖ワークス自立訓練(生活訓練)・宿泊型自立訓練 事業廃止 | |
令和7年4月 | 救護施設ひのたに園の定員を90名から80名に変更 |
養護老人ホームながはまの定員を90名から70名に変更 |